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足利 沙希子; 成木 恵*; 長谷川 勝一
no journal, ,
ハドロンが質量をもつ機構は未だ解明されていない。近年、中間子のスペクトル関数が質量獲得機構に敏感なプローブとなる可能性が指摘されている。J-PARC E16実験では、現在 建設中の高運動量陽子ビームラインにて30GeVの陽子ビームを用い原子核中で中間子を生成し、核媒質中での中間子のスペクトルの変化を系統的に検証することを目指している。実験では多量の中間子が生成されるため、中間子から電子を識別することが最重要となる。我々は電子識別検出器として鉛ガラスカロリメータを用いる。これは、鉛ガラス中で中間子と電子・陽電子の発光量が大きく異なることを利用した閾値型の検出器で、高い中間子除去能力を有する。カロリメータの基本的な性能としてビーム入射位置・角度依存性を評価するため、2016年秋に行った電子ビームを用いたテストにひき続き2017年春にハドロンビームを用いたテスト実験を行った。本講演では行われたテスト実験の結果について報告する。
佐甲 博之; 江川 弘行
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J-PARC E07実験はダブルハイパー核探索実験である。1.8GeV/cのビームをダイアモンドターゲットに照射し、反応により生成したをエマルションに入射する。エマルション上流に設置したSSD(Silicon Strip Detector)によってエマルション表面でのの位置・角度を予測し、顕微鏡解析によりエマルション中のの軌跡を追尾する。がエマルション中で静止する箇所を自動探索することで、が原子核と反応してダブルハイパー核を生成する反応を効率良く探索する。合計118スタックのエマルションに照射を行い、個のをエマルション中で静止させる。これは過去に行われたKEK E373実験の10倍の統計量に相当する。2016年6月にKURAMAスペクトロメータのコミッショニングを行い、18枚のエマルションスタックにビームを照射した。このエマルションの現像は既に完了しており、スペクトロメータの情報をもとにダブルハイパー核の探索が進行中である。本講演では、解析で得られたKURAMAスペクトロメータの性能評価・得られるstopの統計の見積もり・エマルションの解析状況等について報告する。
早川 修平; 佐藤 進
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J-PARC E07実験は、J-PARC K1.8ビームラインにおいて、ハイブリッド・エマルション法を用いたダブルハイパー核探索実験である。ハイブリッド・エマルション法とは、入射・散乱粒子スペクトロメータを用いてエマルションへ入射する粒子を測定することで探索時間を大幅に短縮する解析手法である。本講演では2016、2017年に行われたJ-PARC E07実験の解析状況を報告する。
北村 遼*; 大谷 将士*; 近藤 恭弘; Bae, S.*; 深尾 祥紀*; 長谷川 和男; 飯沼 裕美*; 石田 勝彦*; 河村 成肇*; Kim, B.*; et al.
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ミューオンg-2/EDMの精密測定に向けてJ-PARC E34実験ではミューオンRF実証試験に向けた準備を進めている。RFQによるミューオン加速試験のミューオン源として、金属薄膜により減速した正ミューオン及び負ミューオニウムビームの強度測定を実施した。さらにRFQ入射ビームのエミッタンス評価に向けて減速正ミューオンビームのプロファイル測定も実施した。本講演ではビーム試験の解析結果について報告する。
大谷 将士*; Bae, S.*; 深尾 祥紀*; 長谷川 和男; 飯沼 裕美*; 石田 勝彦*; 河村 成肇*; Kim, B.*; 北村 遼*; 近藤 恭弘; et al.
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J-PARCミューオンg-2実験(E34)では世界初のミューオン加速によって低エミッタンスビームを実現し、先行実験で主要な系統誤差であったビーム由来の系統誤差を排除して世界最高精度測定(0.14ppm)を目指している。我々はこれまで、J-PARC MLFにおいて世界初のミューオン加速に向けた基礎データを取得してきた。この結果に基づいてRFQによる加速試験を準備し、2017年11月に本試験を行う予定である。本講演では、試験の準備状況について報告する。
関原 隆泰; 神谷 有輝*; 兵藤 哲雄*
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最近、数値シミュレーションからハドロン間ポテンシャルを引き出すHAL QCDの手法で、現実よりも重いクォーク質量領域においてスピン・パリティの-波系が束縛すると指摘された。本講演では、どのような機構がダイバリオン系に引力相互作用をもたらすのかを突き止めるため、間相互作用を中間子交換模型に基づいて構築し、背後にある物理を明らかにする。間には、中間子とスカラー・アイソスカラー("")中間子を交換させる。中間子とバリオンとの結合には、フレーバー対称性を基にした有効ラグランジアンを用いる。一方、""中間子交換に関しては、核力にヒントを得た、相関した2中間子の交換を行う。これらの中間子交換による間相互作用が引力かどうか、また引力だった場合にそれが束縛状態を作るほどに強いかどうかを議論する。
吉田 純也; 大橋 正樹*; 後藤 良輔*; 長瀬 雄一*; 村井 李奈*; May, S.*; Aye, M. M. T.*; 金原 慎二*; 吉本 雅浩*; 仲澤 和馬*
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J-PARC E07実験は、2016年6月に1st physics run、2017年4月から6月に2nd physics runとしてK-ビームの照射を行い、準備した全ての原子核乾板モジュールに飛跡情報を蓄積した。現在、顕微鏡下でのダブルストレンジネス核を探索する解析作業を継続中である。本講演ではその解析状況について、質、速度、進捗、今後の展望について議論する。